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西日本の豪雨災害と、腹ふくるるを回避する関連感想

 投稿者:c-cat  投稿日:2018年 7月12日(木)19時20分20秒
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  大風呂敷を広げるまえに、西日本の豪雨災害ですが、
予想を超えた甚大な被害になってしまいましたね。

家屋の崩壊などはともかく(と言っちゃあなんだが)
人命がこれほどまでに多く失われるとは悲惨ですね。
予報で大雨による土砂災害などの警告や避難勧告も
事前にあったと思いますが、せめて命だけはなんと
かならなかったものかと思います。
これほどまでにとは思い至らず、まだまだ大丈夫と
避難が遅れてしまったのでしょうね。
用意や予想をはるかに超えて、堤防の決壊などが早
かったということもあるのでしょう。

さて、ここから先は書くのをためらいましたが、
おぼしき事言わぬは腹ふくるるわざとの兼好法師に
励まされて、書いてしまいます。
未曾有の豪雨被害の直前に、オウムの教祖と幹部の
死刑執行がありました。
私はふと、ネット上でワカモノ達の中のバカモノ達
が、この異常な豪雨を、麻原某の呪いであるとか報復
であるとかの言説を飛び交わせているかもしれない
と思ったのです。

そうした言説は、麻原某の「霊力」や「超能力」と
やらを肯定することになり、彼の神格化にも繋がり
ますから、大人のメディアではさすがに関連を慎重
に避けると思います。馬鹿テレビの馬鹿番組ですら。
それは災害で失われた命への冒涜にもなりますし。

ただ私は、教祖と幹部の七名が同日に死刑執行され
たことには、ちょっと引っかかる気持ちがあります。
死刑制度の是非は(私自身は双方の意見に動揺して
態度は宙ぶらりんなのですが)このさいさておいて、
なにか国家によるパフォーマンスあるいはショウを
国民が見せられているような気がしたのです。

教祖の死刑については、私も含めて素朴な一般感情
からすれば、当然の報いであり、ザマー見ろと溜飲
を下げるむきがあっても理解はできます。
しかし他の幹部も同時に一斉の死刑執行は、「いい
か、国家を転覆しようと企て、そうした企みに加担
すれば、このようになるのだぞ」という「みせしめ」
の意図の匂いが漂っているように感じたのです。

犯した罪は償わなければならないのは当然です。
しかし厳正であるべき公明正大な法の裁きや執行に、
外部からのなんらかの意図や忖度や方向性が添付され
ているかもと、感じられるのは私には厭な感じがしま
した。これは私の穿ち過ぎかもしれませんが---。

そもそもあの時代の日本の状況に、あのような宗教が
生まれ、多くの高学歴の理系の若者達までが吸引され、
教団の変容とともに、あのような凶暴な犯罪に手を染
めてしまった事件。オウム真理教とはなんだったのか、
一連のオウム事件とはなんだったのか、
それらの深層を解析することを放擲し、たんに国民を
不安に陥れた狂気の集団による奇怪で凶悪な事件とし
て、手を染めた者を処刑することで一件落着させる。
それでなにかの事件からの教訓が得られるのだろうか。

さらに正直に云えば、死刑となった幹部は情報を遮断
された閉鎖状況でのマインド・コントロールされてい
る状況で、教祖の命に従って犯罪を実行し、逮捕後の
時間経過に従って(延命のためかもしれないが)数名は
悔恨の念や改悛の情を表明しており、これらの数名は
終身刑でもよかったのではないかと思っている。
彼らをして事件の実際の状況や本人の体験の詳細を語
らせ、深層に迫るほうがよほど今後の実になるだろう
というのは、私の甘すぎる考えなのだろうか。

7月10日の朝日新聞に、高村薫さんの「寄稿」が掲載
されました。今回の死刑執行を契機にしての考察の文
でした。彼女は時事の折によく意見を寄稿(依頼されて
原稿を書くのではなく)される人です。
正面から事象に向き合って熟考する人もやはりいるのだ
と(あたりまえですが、他にも無数いるでしょう)、読了
して感心しました。
 
 
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